離乳食について

以前、赤ちゃんの「食」について母乳の話をしましたが、
今回はそこから少し大きくなった赤ちゃんの食、「離乳食」について考えたいと思います。

わたし自身、1人目の時は初めての育児だったこともあり、何も考えず育児書通りに進めていました。
いよいよ離乳食がはじまるという時、
「赤ちゃんの身体に良いもの、薄味で美味しいものを食べさせたい!」
「しっかりとした味覚を持つ子に育ってほしい!」
と、かなり意気込んでいました。
ですが、そんな私の意気込みに反し、1人目の子は全く食べてくれなかったのです。

何をあげたら食べてくれるかと様々な食材を試したり、硬さを変えたり、大きさを変えたり、
味を変えたりと試行錯誤を繰り返しましたが、それでも全く食べてくれないので、
時には市販のベビーフードをあげてみたりもしました。
やがて、離乳食の時間は私にとって本当に辛くて辛くて仕方がないものになっていきました。

今思えば、そんなに意気込まずに、食べないのであればこの子にはまだ離乳食は必要ないんだな、と
おおらかに考えればよかったのですが、当時はそんな風に思う余裕がなかったのです。

2人目の育児をするようになった今、あれだけ苦労した離乳食について、
もっとひとりひとりにあった離乳食の進め方があるのではないかと思い、調べてみることにしました。
 


 
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離乳食をはじめる時期
 
日本では赤ちゃんの行事として、お食い初めの後、5~6カ月で離乳食をはじめるようにと
育児書や行政の案内に書かれています。
ですが、なぜ5~6カ月なのか考えたことはありませんか?

一般的に、赤ちゃんの首や腰がすわり、おもちゃやスプーンなど口に入れたがるようになる頃、
また、大人が食事をする際にじーっと見つめるようになり、よだれが増える頃・・・とありますが、
大人でもいろんな人がいるように、赤ちゃんの成長もそれぞれ違っています。

よくよく考えると、赤ちゃんの成長がそれぞれ違うのに、はじめる時期はみんな同じ、ということが
不思議に思えてきませんか?

勧められるがまま離乳食のスタートは5~6カ月と思っていましたが、
戦前の日本では1歳になってからはじめるのが主流だったそうです。
それが高度成長期に入り、海外の文化を取り入れるようになったり、働く女性が増えたなどの
さまざまな理由により、離乳食をはじめる時期が早くなったと言われています。

調べてみると、赤ちゃんの成長は腸の発達なども関係し、
また、アレルギーについても影響する懸念があることがわかりました。
 


 
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赤ちゃんの胃腸の発達
 
赤ちゃんが1歳になると「乳児」から「幼児」と呼ばれるようになります。
ということは1歳で身体の大体はできあがっているのかと勝手なイメージを持ってしまいますが、
赤ちゃんの腸の働きが大人と同じようになるのは2歳から3歳くらいだそうです。

5~6カ月の赤ちゃんの腸では食べ物を消化はしますが、
食べたものから栄養素を分解する力はまだまだ備わっていないのです。
分解する力が備わっていないと、大人の身体では排出できる毒素もそのまま身体に取り込んでしまうことになります。
特にたんぱく質を分解できるようになるのは1歳を過ぎたくらいから。

「赤ちゃんにはちみつを与えてはいけない。」というのは有名な話ですが、毒素を排出できず、
アナフィラキシーなどのショックになってしまうこともあるので
2歳過ぎくらいになってから与えた方が良いという内容のものもありました。
はちみつを小さな子どもに与える際には十分に気をつけましょう。


 
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“nenneボーロ”は「たまご」「乳製品」「小麦」の3大アレルゲンを使用していません。
 
 
気をつけた方が良い食べ物
 
先ほどアレルギーについても影響する懸念がある。とお話しましたが、
赤ちゃんの身体では分解できないたんぱく質に対して抗体ができてしまい、
アレルギー反応がでてしまうようになるそうです。

3大アレルゲンの「乳・卵・小麦」は出来るだけ遅く始めたほうが良いでしょう。
また大豆も小さい子のアレルギーとして多いたんぱく質なのでゆっくりはじめた方が良いとされています。

特に気をつけたほうが良い食材は

・生物、赤身のお肉やお魚
・貝や、いかなどの魚介類、かに、えびなどの甲殻類、たらこなどの魚卵
・いちごやメロン、南国のフルーツ
・そば、ぎんなん
・落花生、ピーナッツなどのナッツ類
・ちくわやソーセージなど添加物の多いもの
・はちみつ、黒糖
・油っこいもの、塩分の多いもの
・お餅やゼリー(のどにつまらせる恐れがあるため)

上記のもの以外でも、両親がアレルギーのある場合は特に気をつけた方が良いでしょう。
 


 
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海外の離乳食
 
日本以外に海外の離乳食はどのような時期にどのようなものを与えているのか。
開始時期は日本と同じ5~6カ月のところもあれば、1歳になってから、という国もありさまざまでした。
そしてはじめの離乳食としてほとんどの国がお粥からはじめているそうです。
日本のようにお米が主食の国ではお米のお粥。小麦が主食の国では小麦や押し麦のお粥。
また、トウモロコシやじゃがいもの粉からつくるお粥。
このようにたくさん種類のお粥があり、その国に合った素材でつくられていて、
1番赤ちゃんにやさしい離乳食ということが分かりました。

ちなみにnenneのお粥は玄米を精米したものと、
もみ発芽玄米という栄養たっぷりのお米を7倍粥程度におつくりしています。
農薬や化学肥料に配慮し、放射能検査も行っているお米をつかっておりますので、
安心してお召し上がりいただけます。
やわらかめ、かため、などのご希望にも出来るだけ添えるように努力しておりますので、
お気軽にお声がけくださいませ。
 


 
いかがでしたでしょうか?
 
あれだけ離乳食を食べなくて悩ませていたわが子も、今では他の子よりも食欲があり、
好き嫌いもあまりなく、元気に育っています。
 
成長に違いがあるということは早く進められる子もいると思います。
ひとりひとりにあった離乳食の進め方が必ずあるので、あまり意気込むことなく、
ゆっくり赤ちゃんとお母さんのペースではじめてみてくださいね。
ただ、胃腸の未発達な赤ちゃんを守るために、
与える際には十分に気をつけて少量ずつはじめてみてください。
 
まだ言葉でコミュニケーションがとれない赤ちゃんとの生活は大変なことも多いですよね。
もしも、疲れてしまったときや立ち止まってしまったときは、ぜひnenneにお越しください。
おかゆや米粉のうどん、赤ちゃん向けのおやつなどもご用意しています。
時にはお母さんもリラックスして、心とからだをゆるませてくださいね。


2016.10.15 きれいな空気の赤ちゃんカフェ nenne

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