生活のリズムを整える。

nenne TOPneneのピンクリボンプロジェクト > 生活のリズムを整える。

pink_title003

今年6月に『NHKスペシャル』で放送された「睡眠負債が危ない」という特集では
睡眠負債が進むとがんの発症リスクが高くなることが報じられました。
生活のリズムを整えることは乳がんの予防にもつながります。
今回は人生の1/3の時間を費やす『睡眠』に着目し、まとめました。

 


3_1

suiminhusai

「睡眠負債」とは、スタンフォード大学の研究者により提唱された言葉で、
日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、
心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態のことを言います。
最近の研究結果では、この睡眠負債によって
知らず知らずのうちに脳のパフォーマンスを低下したり、
がんやうつ病、認知症などのリスクが増えることが明らかになっています。
ちなみに、「睡眠不足」と「睡眠負債」は意味が異なります。
睡眠不足は1〜2日しっかり寝れば解消されますが、睡眠負債は慢性的な寝不足が蓄積されるものなので
週末に寝溜めする程度では解消されません。
自分に「睡眠負債」があるかどうかをチェックするには、休日と平日の睡眠時間を比べます。
まず、休日に、寝室をできるだけ暗く静かな環境にしてアラームをセットせずに眠れるだけ眠ります。
目が覚めてしまってもまた目を閉じてまた眠りましょう。
もうこれ以上眠れない、という状態になるまで眠ってください。
そして、限界まで眠った後の睡眠時間と、普段の平日の睡眠時間の差が2時間以下なら
睡眠負債はほとんどありません。
しかし、その差が3時間あれば、睡眠負債は1日につき1時間、
差が4時間なら2時間、差が5時間なら3時間の睡眠負債があることになります。
 
NHKの公式サイトでは、無料で「睡眠負債のリスクチェック」をすることができますので
ぜひチェックしてみてください。
 
>> NHK公式サイト「睡眠負債リスクチェック」を見る


 
3_5

日本人の睡眠時間は国際的に見てどの程度なのでしょうか。
2010年にNHKが行った国民生活時間調査では、平日の睡眠時間は7時間14分。
これを2009年に行われたOECD(経済協力開発機構)の調査結果と照らし合わせると
1位のフランスより1時間も少なく、18カ国中、韓国に次いで2番目に短かいという結果でした。
ちなみに1960年の日本人の平均睡眠時間は8時間13分でしたので、
50年で1時間も減っていることになります。
これほどまでに日本人の睡眠時間が短くなった理由としては、パソコン・スマートフォンの普及や、
24時間営業のお店が増えたことによって夜型化が進み、就寝時間が遅くなっていること、
そして、日本人の「睡眠」に対する意識の低さからくるものだと考えられています。

 


3_2

gyakuten

昼と夜のサイクルを無視した不規則な生活で体内時計が乱れると、
体調不良を起こすほか、乳がんの発生率を高めることも明らかになっています。
実際、日中に働く看護師と比べ、昼夜交代勤務の看護師は乳がんの発症率が1.8倍上がり、
夜勤だけの看護師はさらに2.9倍もはね上がることが分かっています。
また、国際線の乗務員のように概日(がいじつ)リズム(サーカディアン・リズム)が
乱れやすい職業の人は、他の職業の人に比べて、乳がんの発生率が高いという説もあります。

 


3_3

1_6

東北大学が、宮城県の女性約2万4000人の女性を7年間追跡し、
睡眠時間と乳がんの発症リスクの関係を調べた研究、
平均睡眠時間が6時間以下の人は、7時間寝ている人に対して
乳がんのリスクがおよそ1.6倍になることが分かりました。
たった1時間の差でこれほどのリスクが生じるとは驚きの結果ではないでしょうか。

 


3_4

AK8I0453

▲nenne1階の「究極の寝室®」

ここまでで、体内時計の乱れと睡眠時間の短さが乳がんリスクを高めることが分かりました。
乳がんを予防するには、まずは睡眠負債を解消する必要があります。
具体的には、毎日の睡眠時間を確保する、いつもより1時間早く寝る、
日常的に10~15分間昼寝をする、毎朝15秒太陽の光を浴びる、
寝る1~2時間前に入浴する、寝るときには真っ暗にしてスマホを近づけない
などを心がけるとよいでしょう。
と言っても、まだお子さんが小さい場合はこれらを実践することは至難のわざです。
まわりの人に協力してもらったり、パートナーと夜中のお世話を分担するなどして
なるべく睡眠がとれるように工夫してみてください。

shinshitsu

▲nenneを運営する健康住宅専門店 早稲田ハウスでは、「睡眠の質」に着目した
『究極の寝室®』を企画・展開しています。
4つの天然素材の相乗効果で、「快眠」が得られる寝室空間を実現しました。

 


 
 

【セミナーのご案内】

2017年11月18日(土)に、nenneを運営している早稲田ハウス(株)主催による
睡眠障害をテーマにしたセミナーが開催されます。
聖路加国際病院付属クリニック予防医療センターの佐藤哲也先生をお呼びして、
睡眠の重要性から睡眠障害が招く事故、疾患について質疑応答を交えてお話いただきます。
詳細は下記のチラシをご覧ください。

11_18small2

▲クリックすると拡大します。

 


0001_02
contents2
contents4

タイトルとURLをコピーしました