肌にふれるもの

すべすべで、もっちりしていてぷくぷく。赤ちゃんの肌はいつまでもさわっていたくなりますね。
赤ちゃんの肌はとてもきれいでみずみずしいですが、お母さんのおなかの中で過ごしてきた赤ちゃんにとって、
外の世界は刺激がいっぱいです。
 
ちいさなちいさな赤ちゃんを、お母さんのやさしさで包み込むように、肌にふれるものもやさしいもので包んであげたい。
赤ちゃんの肌にふれるもの。タオルや、洋服、布のおもちゃなど。
 
今回は、どんなものが赤ちゃんの身体にとって良いのか、
普段少し気になる部分を、赤ちゃんがいる母親目線でお話しします。
 


 
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赤ちゃんの肌
 
「赤ちゃんのお肌も大人のお肌も弱酸性」
と、テレビのCMなどで耳にしたことがあるかと思います。
そう、赤ちゃんの肌と大人の肌は同じなのです。
では、あのぷくぷくした弾力は?赤ちゃんの肌と、大人の肌の違いはそこにあります。
 
肌のつくりは同じですが、赤ちゃんの肌の内側は大人よりも水分量や皮下脂肪がとても多く、
さわるとはじけるような弾力があります。そのやわらかさは外からの圧力から守る役割をしています。
つるつる、すべすべの表面は皮膚の厚みが大人とは違っています。
表面のお肌の厚みは大人の約半分から3分の1。大人の目の下やまぶたと同じくらいの薄さにと同じということなります。
また、外の刺激や紫外線などのダメージがまだないので色も白く、透き通るような肌になっています。
 
表面が薄いと、ちょっとした刺激でダメージを受けやすく、免疫力も強くないため、つねにトラブルを起こしやすい状態です。
ダメージから赤ちゃんの肌を守るには、肌の表面についてしっかり知ることが大切です。
 


 
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肌の表面には
 
産まれたての赤ちゃんは、お母さんのおなかの中でつくられた「胎脂」という脂で包まれています。
これはお母さんのおなかの中でうるおいを保つ役割と、産まれてからの外の刺激や乾燥を防ぐ役割、
また、産道を通りやすくする手助けにもなっていると言われています。
胎脂の効果はおよそ1カ月で、その頃になると胎脂で守られていた肌が乾燥し、ぽろぽろとはがれてしまいます。
はがれたあとの肌はとても無防備な状態です。保護機能も備わっていないため、乾燥しやすくなります。
乾燥しやすい状態の肌は水分が少なくなるため、肌のバリア機能も低下し、ホルモンの影響で皮脂の分泌量も不安定なため、
トラブルを起こしやすくなります。
 
また、皮膚表面の汗腺の数は、赤ちゃんの頃から大人になるまで増えることはありません。
言いかえれば、大人よりも面積の少ない肌に汗腺が密集している状態なのです。
体温も高い赤ちゃんは非常に汗をかきやすいため、汗疹や湿疹ができやすいということがよくわかると思います。
 
赤ちゃんの肌がとても薄く弱く、刺激を受けやすいということがわかりましたが、大人の肌はどうでしょう。
赤ちゃんに比べると表面は厚く、刺激に対しても抵抗力はありますが、はじめに述べたように、赤ちゃんの肌も大人の肌も同じつくりです。
赤ちゃんと同じように、肌にふれるものを少し気にしてみると、肌トラブルも少なくなるかもしれませんね。
 


 
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オーガニックコットンとは
 
みなさんは産まれてくる赤ちゃんのお洋服を選ぶとき、どんなことを基準に選びますか?
色や形、デザイン、機能性、素材など、それぞれ大事なポイントがあるかと思います。
 
わたし自身、赤ちゃんのものを選んでいて、「オーガニックコットン使用」と書かれているものが多いことに気付きました。
よく見かけて、なんとなく良さそう・・・だけど詳しくは知らない。
そう思っていましたが、実際にオーガニックコットンの何が良いのか、せっかくならより質の良いものを選んで包んであげたいと思い、
調べてみるととても考えさせられるものでした。
 
オーガニックコットンとは、「有機栽培した綿」のことで、化学肥料や農薬を3年間使用せず有機肥料などを使い、
昔ながらの自然な栽培方法で土壌からつくっているコットンなのだそうです。
 
化学肥料や、殺虫剤、除草剤などの農薬は土壌の深くまで入り込み、地下水や土に住む微生物にも影響します。
そして微生物や虫がいなくなった土壌では、作物の発育が悪くなります。
また、コットン農家の方々は農薬により呼吸器などの疾患に悩まされ健康被害にも影響があるそうです。
 
製造する過程で色を白くするための薬品を使用したり、染料や蛍光剤など様々な化学物質をあびているコットン製品は
オーガニックコットン製品に比べ、弾力がなく、傷みやすい。
オーガニックコットン製品は自然の力で育ったため、生きる力も強く、天然の油分の量も多いため、繊維に弾力があり、
洗濯をしたあとも傷みにくく長く使える。そしてなにより肌触りがやわらかで気持ちが良い。
 
自然の力でつくられたものは赤ちゃんのものだけでなく、わたしたちが身につける服や、
農家の方々にもうれしいものだということが分かりました。
 


 
いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんが身につけるものは口に入れてしまうことも多く、気になりだすときりがないかもしれません。
ちょっとした違いですが、少しだけでも、安心して過ごしていただきたい、という想いから、
nenneのブランケットやベビーベッドのタオル、バウンサーはオーガニックコットンでつくられたものを使用しています。
 
あまり固執しすぎず、でも、頭の片隅にどこかにあると、今よりちょっとやさしい暮らしができるかもしれませんね。
 
色んなものがたくさんあるけれど、できれば刺激の少ない、やさしいもので囲まれて
のびのび育ってほしいな。と、赤ちゃんの寝顔を見ながら思いました。
 
ちょっとやさしい暮らしのためにできること。
また少しずつ、気になったことを調べてお話ししたいと思います。


2016.9.15 きれいな空気の赤ちゃんカフェ nenne